カタチあるもの何でも印刷サースデーハリーアップのブログ
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チラシの〆切が近い
福生市に新規開店するリサイクルショップのチラシがもうすぐ〆切になる。
今日やっと最後の商品写真郡がやってきたので早速フォトショップで背景の切り取り作業を始めた。
かなり大量になるので多少鬱だ。(笑)
海外の切り抜き業者に依頼することもあるが、どうも仕上がりに納得がいかず、ここはあえて自分で作業をする事にした。

業務用冷蔵庫やシンクなど厨房設備が中心なので複雑な髪型の人物などを切り抜くよりはるかに楽ではあるが撮影者がプロではなく撮影場所もスタジオでは無く屋外の直射日光なので、苦労する事も多い。
ステンレスパーツが強く光ってしまい背景と完全に同化してしまう部分や冷蔵庫の足などは逆に影が強くなりすぎパーツが殆ど認識出来ないといった事。
仕方がないので見えない部分を想像しながら丁寧にパスを描いて行く。さながら静物デッサンのような作業をコンピューター画面上で行う。

美大受験時代はかなりの量の静物デッサンをした。ざっと200枚は描いたか。
直線の強い工業製品でも全てフリーハンドで描き上げる主義だった。
学校で習う一~三点透視法には実はウソがあると知ったのもその頃。直方体の平行な辺の延長線が直線的に延び消失点で交わる図形は良く目にする。誰もが初心者の頃はずっとその基本原則を信じてパースを理解しているものだ。私もそうだった。ある友人の講師に対して投げかけたの質問に出会うまでは。
その友人の質問は「ビルの屋上から落下してくる直方体をそのビルの中腹階から連続的にデッサンしていく場合、丁度自分の目の前を通過するあたりのモチーフは消失点がどっちつかずになり透視図法に矛盾が生じないか?」というもの。その彼は灘だか開成だかの名門高校に通っていて普段から美術に関する考え方が観念的で周囲からは奇異な目で見られている存在だった。普段作る作品もあまりぱっとしなかった。彼がその質問を突然した時にも講師共々皆ぽか~ンだった。でも私はその質問に芸大生である講師がスッパリ答えを出せずにいた事のほうがよほど気になっていた。
日本の美術大学では、入学した後まともに基礎デッサンの勉強をすることは無い。全ては大学に入る前に知っておく事が前提になっている。
今考えればデッサンという表現はもっと自由なものでパースだの透視図法だのを超越した表現になるのだから、そこにそれほど拘る必要も無いのだけれど、しばらくの間モチーフに向かうたびにその事が思い出されて仕方なかった。
とにかくその出来事以来私はデッサンに直線は意図的に使わないように心がけたし、それがキッカケでずいぶんデッサンに対する考え方が整理出来た気がする。
この説明を文章でするには少々大変なので、今度機会があったら図解でもしてみようと思う。

当時私が指摘するまで素人でも分かる大逆パースに気づかぬまま綺麗に仕上げしまうような別の友人は、その翌年芸大に受かり、今は日本を代表する家電メーカーのデザイナーになっている。
そして私は、今月地域に配られるチラシに掲載された一枚の写真に密かにその頃出した一つの「答え」を乗せて作業をしている。

さて、イラレの激重ファイルの保存はとっくに終わった。
作用再開といきますか。(^^)
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